ことり銀河

天文と子育てを楽しむブログ

0歳児家庭でできる防災

先日、ポストに『東京くらし防災』というピンクの冊子が入っていました。

そういえば、妊娠中も産後も防災のことなんて考えてなかったなとパラパラめくってみると、子どもがいる家庭向けの記載がたくさん…!

こちらは数年前に配られた『東京防災』という黄色の冊子に、女性視点がプラスされたもののようです。

知らなかったことも多かったので、我が家で生かせるなと思った「0歳児がいる家庭でできる防災のポイント」をまとめました。(基本的なことはぜひ東京都防災HP等で確認してください。)

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お出かけ編

母子健康手帳の情報を持ち歩く

母子手帳は常に持ち歩くようにしていますが、「記入のあるページだけコピーしておいたり、母子健康手帳用のアプリを使ってスマートフォンにデータを保存しておく方法もあります。」とのこと。

たしかに、母子手帳そのものがなくても、経過情報が分かればいいんですよね。

何かあったときのために、スマホで写真を撮っておくだけでも役に立つかもしれないなと思いました。

 

・抱っこ紐を準備する

ベビーカーで出かけるときも、抱っこ紐を準備しておいた方がいいそうです。

道路にガレキが散らばっていたりすると、ベビーカーでは移動できないので。

緊急用に、コンパクトな抱っこ紐やスリングを買っておくといいかもしれません。

 

防災グッズ編

・乳児用液体用ミルク

母乳育児の場合でも災害のストレスなどで母乳が出なくなることもあるため、哺乳瓶やスティックタイプの粉ミルクを用意しておく、というのはよく知られていると思います。

私が知らなかったのは液体ミルクです。

日本ではまだ認められていない(法整備ができていない)そうなのですが、海外ではポピュラーで、「お湯が不要でそのまま飲める」「無菌充填されているため安全」といったメリットがあります。

粉ミルクより割高ではあるものの、常温で数ヶ月保つうえに、乳首付きの商品もあり、非常時の備えにはピッタリです。

購入しておきたいなと調べています。

item.rakuten.co.jp

 

3/12追記

yomidr.yomiuri.co.jp

液体ミルクの国内販売が解禁されるようです。

価格が安定して、災害備蓄としてだけではなく、お出かけや普段使いもできるようになるといいなと思います。

 

・食物アレルギーを伝える用意

災害時の避難先では、他人から食べ物をもらう機会が多い上に、アレルギーが出てもすぐに対処できるとは限りません。

あげる側はよかれと思って、子どもにアレルギー食材を渡してしまう可能性大…

冊子では、「食物アレルギー/○○を食べると具合が悪くなります」と大きく書かれたゼッケンのような服を着ているイラストがあり、子どもを見ただけでアレルギーをもっていることが分かるようになっていました。

本当にこれで生死を分ける可能性があると思います。

もし息子にアレルギーがあったら、非常用袋に準備しておくことにしました。

 

 

地震発生時

・子どもが離れたところにいるときはむやみに子どもの名前を呼ばない

地震が起きたら真っ先に子どものもとへ駆けつけたいもの。

子どもが側にいるなら、子どもの頭を抱えるように覆い被さります。

ただし、「子供と離れた場所にいるときは、まずは自分の安全を優先。むやみに子供の名前を呼ぶと、かえって子供が動いて危険です。揺れが収まってから子供のもとへ移動しましょう。」とのこと。

これ、知らなかったら呼んでいたと思います。

子どもが大事だからこそ、落ち着いて対処したいです。

 

 

この冊子が防災を振り返る良い機会になりました。

 

なお、『東京くらし防災』全体のPDF版はこちらから見ることができます。

「東京くらし防災」の閲覧はこちら|東京都防災ホームページ 

電子書籍版も無料で入手できるようです。

「東京くらし防災」の電子書店での取扱開始について|東京都防災ホームページ

 

災害が起きないことを祈りつつ、備えはしっかりしておきたいです。