子どもが生まれて半年経ちました。
写真を見返すと、顔も体もいかにも赤ちゃんだった息子がすっかり大きくなったことを感じます。
昔からカメラが好きだったので、いいカメラでたくさん撮りたいと思っていた私。
でも気づいたら、ほとんどの写真をスマートフォンで撮っていました。
今回は赤ちゃん写真を撮るならという観点で、デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、スマートフォン(のカメラアプリ)を比較します。
(注)コンパクトデジタルカメラは使っていないので対象外。個人的な意見を多分に含みます。
カメラの特徴&紹介
デジタル一眼レフ
レンズを交換できる大型のカメラです。画質がピカイチで様々な表現ができます。
私の機種:Canon EOS 5D Mark Ⅱ(レンズ:Canon EF50mm F1.8)
※フルサイズと呼ばれる高画質なカメラを中古で買いました。2008年に発売された古い機種です。
レンズはズームなしの明るく軽量なお買い得レンズ。
ミラーレス一眼
デジタル一眼レフからミラー機構を外して小型化したカメラです。
私の機種:OLYMPUS PEN E-P3(レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8)
※宮崎あおいさんがCMをされていたオリンパスのフラッグシップ機。2011年発売の古い機種です。
レンズはレンズキットに入っていたズームなしの明るく軽量なレンズ。
スマートフォン
携帯電話から発展した、言わずと知れた多機能モバイル端末です。
背面と前面にカメラが搭載されています。
※片手に収まる小さいiPhone。スマホ大型化の流れの中で登場した2016年の機種。
【比較ポイント①】写真そのもの(画質の良さ)
↑撮影・編集条件が違うので、あまり参考にはなりませんが、それぞれのカメラで撮影した写真です。
デジタル一眼レフ:◎(参考:2,110万画素)
ミラーレス一眼 :◯(参考:1,230万画素)
スマートフォン :◯(参考:<背面>1,200万画素 <前面>120万画素)
単純に画質=画素数という問題でもないのですが、参考として私のカメラの画素数を載せました。
最近はミラーレス一眼もデジタル一眼レフに近い画素数を備えているようですね。
スマートフォンの画質もどんどん良くなっていて、L版(普通の写真サイズ)にプリントしても、そこまで差があるようには感じませんでした。
ただし、スマートフォンの前面カメラは画素数が低いのでプリントには不向きです。
大きくプリントするなら、やはり画素数の高いデジタル一眼レフやミラーレス一眼の方が向いていると思います。
デジタル一眼レフとミラーレス一眼の強みは、主役がくっきりして、後ろがふんわりボケるような雰囲気のある写真が撮れることです。
特にきれいに撮れると感じるのはデジタル一眼レフ。
記念写真などの大事な場面では三脚を立ててデジタル一眼レフを使っています。
ただ、日常写真はそこまでボケや表現を気にする必要はないのではと思います。
周りの環境が写り込むことも、子どもが大きくなって写真を見返す時の楽しみのひとつです。
【比較ポイント②】撮るとき(運びやすさ・撮りやすさ・安全性)
デジタル一眼レフ:△(参考:約1,000g)
ミラーレス一眼 :◯(参考:約500g)
スマートフォン :◎(参考:約150g)
今度は参考としてレンズ込みの重さを載せました。
デジタル一眼レフとミラーレス一眼には軽いレンズをつけていますが、それでもこの重量差です。
子どもが生まれるまでは重さよりも画質優先で、本体+レンズ2、3本は余裕で持ち歩いていたのですが、赤ちゃんお出かけセットの嵩張ること重いこと。
よほどのイベントでもない限り、お出かけ時にはスマートフォンだけ持っていくようになりました。
持っていくとしても、軽めのミラーレス一眼です。
電源OKからシャッターを押すまでの撮りやすさという意味でもスマートフォンは優秀で、カメラを向ければ自動でピントを合わせてくれて、ボタンを押すだけ。
デジタル一眼レフとミラーレス一眼では、後でしっかり見たらピントが合ってない!ということが起こるのですが、スマートフォンではほとんどありません。(今の機種は改善されているかもしれませんが)
また、スマートフォンなら画面をしっかり見ていなくてもいい感じに撮れるので、子どもをあやしながらの撮影がしやすいです。
室内でも徐々にスマートフォンをメインに撮影するようになったのですが、その理由は安全性とシャッター音。
デジタル一眼やミラーレス一眼は、万が一、子どもにぶつけてしまったら被害甚大ですし、構造上シャッター音が消せないので、寝顔を撮るのが難しいです。
スマートフォンはアプリでシャッター音を消すことができるので助かりました。
【比較ポイント③】撮ったあと(整理のしやすさ・写真の活用)
デジタル一眼レフ:△(参考:メモリーカード(コンパクトフラッシュ))
ミラーレス一眼 :◯(参考:メモリーカード(SDカード))
スマートフォン :◎(参考:本体メモリ)
今度は参考としてデータの記録方法を載せました。
最近の機種では、デジタル一眼レフやミラーレス一眼もwifiでPCに転送できたりするようなのですが、私が持っている機種は撮ったデータをメモリーカードからPCへ取り込む必要があります。
これが結構、面倒なんですよね。
ミラーレス一眼で使っているSDカードはPC本体にスロットがあるのでそのまま取り込めるのですが、デジタル一眼レフで使っているコンパクトフラッシュはカードリーダーを接続しないといけません。
これは機種によりけりなので何とも…ではありますが、取り込みが面倒だと写真データの整理もおっくうになってしまう不思議。
スマートフォンの写真データも最終的にはPCに取り込んでいるのですが、スマートフォン本体の画面で整理や編集ができるのはとても楽です。
また、アルバムアプリや写真加工アプリを使うことで、撮った写真を使う楽しさが一段と広がります。
そして、スマートフォンは家族や友達との共有が1ステップでできてしまう!
メールやLINEやSlackで、気軽に写真を送れるのって本当に便利だなと実感しました。
我が家では、息子の写真をスタンプ代わりにしてやり取りを楽しんでいます。
スマートフォンは常に携帯しているので、外出先での「子どもの写真見せて!」にもすぐに対応できる、コミュニケーションに欠かせない存在です。
【総合評価】
赤ちゃん撮るならスマートフォンで。
たくさん撮って、たくさん使って、楽しい写真ライフを送りましょう。