ことり銀河

天文と子育てを楽しむブログ

歯みがきトレーニング

通っている歯医者さんから、出産祝いということで、子ども用の歯ブラシをいただきました。

それがこちら。

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まだ息子の歯は生えていないのですが、歯みがきが必要になったときに初めて歯ブラシを口に入れると異物だと思って出してしまうことが多いそうで、早めに口にくわえる練習をした方がいいと教えてもらいました。

 

最近はミルクの後にほぼ毎回、この歯ブラシをくわえる練習をしています。

持ち手が大きいので、奥まで入りすぎず安心です。

息子はおしゃぶり好きなので、歯ブラシにもそこまで抵抗はなかったようです。

今ではニコニコと自分から口に入れています。

 

しかし衝撃の事実が発覚しました。

この歯ブラシ、ずっと色と形から『クマ』だと思っていて、「クマさんするよー」と言っていたのですが、よく見ると右下に『WANKO』の文字。

ワンコ…犬!?

息子ごめん、ワンちゃんだった…。

 

Ciベビー歯ブラシ1本 4柄 ※柄は当店お任せとなります。

Ciベビー歯ブラシ1本 4柄 ※柄は当店お任せとなります。

 

 

『幼児安全法支援員養成講習』に参加して

子どもが生まれてから、病気になったらどうしよう、ケガをしたらどうしようという漠然とした不安を抱えていました。

今はネットで何でも調べられるけれど、一分一秒を争う事態になったら…。

そこで子どもの応急手当などを学べる講習を探して行ってきました。

参加したのは赤十字の『幼児安全法支援員養成講習』。

 

講習に参加したい 幼児安全法支援員養成講習|日本赤十字社 東京都支部

 

まる2日間、学科と実技を交えながら、以下の内容を学びます。

(1) 子どもの成長と発達 
(2) 起こりやすい事故の予防と手当(子どもの心肺蘇生法と応急手当) 
(3) こどもの病気と看病の仕方

 

2日目には学科試験と実技試験があり、合格すると認定証が発行される本格的な講習です。

テキストはこちらでした。

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私が受講した回の参加者は20名ほどで、幼稚園・保育園の先生や、主婦の方が多く参加していました。

女性が多く、男女比率は1:3といった感じ。

 

講師は、保育士さんや看護師さんなど、普段は子どもに接する仕事をされている方々。

学科で災害時の対応について学ぶ単元があるのですが、皆さん震災での救護体験をお持ちだったので、リアルな話を聞くことができました。

 

実技では、ペアでハンカチやストッキングを包帯代わり使う練習、4人のグループで心肺蘇生やAEDの使用といった一時救命処置の練習などを行いました。

試験が控えているため、実際に何か起きたときも思い出せそうなくらい繰り返し練習。

人形を使った模擬的な練習でも、すごく自信につながりました。

内容も幅広く、受講してよかったです。

 

時間がとれない場合や、子どもと一緒に参加したい場合は、ワンポイント講習も開催されています。

講習に参加したい 幼児ワンポイント講習|日本赤十字社 東京都支部

 

何もないのが一番ですが、何かあったときに学んだことが生かせるといいなと思いました。

 

2018年6月の天文現象メモ

月と火星が接近

 6月3日 深夜~明け方

 南東から南の空に月と火星が接近して見える。

 

新月

 6月14日

 

月と金星が接近

 6月16日 夕方~宵

 西の空に細い月と金星が接近して見える。

 

土星が衝

 6月27日 一晩中

 南の空に見える土星が観察の好機。明るさは0.1等級。

 

満月

 6月28日

 

梅雨を迎えるため、星空観察はお天気次第。

 

プラネタリウムが光る小説

 星の見えない街でも、昼でも、雨でも、美しい星空を映しだしてくれるプラネタリウム

心地よい暗さの中で、寝てしまうこともよくあります。

プラネタリウムは星を投影する機械のことなので、ドーム状の建物だったり、家庭用の小さいものだったり、楽しみ方は大小さまざま。

今回はそんなプラネタリウムが登場する小説を集めました。

 

星降プラネタリウム
星降プラネタリウム (角川文庫)

星降プラネタリウム (角川文庫)

 

架空のプラネタリウム施設『コズミックホール渋谷』で解説員として働くことになった青年の物語です。

青年は「星降村」と改名された離島の出身。

故郷の名前が変わってしまったことに複雑な思いを抱いており、プラネタリウムへの配属も望んだものではありませんでした。

青年はそのプラネタリウムで、魔女と呼ばれる先輩解説員の弟子として、星に向き合うことになります。

全編を通して星を楽しむことができる、とても爽やかなお仕事小説です。

 

三軒茶屋星座館
三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン (講談社文庫)

三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン (講談社文庫)

 

三軒茶屋の裏路地にあるプラネタリウムバーを舞台としたシリーズ作品です。

店主の和真が語る星座解説は型破りでコミカル。

神話を知っていても知らなくても、思わず笑ってしまうと思います。

ある日店にやってきたのは、和真の弟と娘だという月子。

和真は月子のもう一人の父として、月子と暮らすことになります。

この不思議な3人の親子とバーに集う仲間たちが、神話のような悲しさもはらんで織りなす絆の物語です。

 

流れ星が消えないうちに
流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

 

高校の文化祭で、手作りのプラネタリウムをきっかけに恋人同士となった加地君と奈緒子。

けれど突然の事故により、異国の地で加地君は亡くなってしまいます。

悲しみの中で奈緒子に寄り添ったのは、文化祭で流星発生装置作りを手伝い、加地君と奈緒子の仲を取り持った巧。

二人はそれぞれに加地君の思い出を抱えながら心を重ねます。

流れ星がとても印象的な、喪失と再生の物語です。

 

宇宙や月や星が登場する絵本

もともと書店巡りが好きでしたが、子どもが生まれてからは絵本コーナーに吸い込まれることが多くなりました。

といっても、買うのは月に1冊まで…

書店で内容を確認しては、気になったタイトルをメモしています。

親の趣味で絵本を買えるのも今のうち!ということで、宇宙や星が登場する絵本で、買った本・買おうと思っている本を紹介します。

 

ファンタジー系

パパ、お月さまとって!
パパ、お月さまとって!

パパ、お月さまとって!

 

はらぺこあおむし』で有名なエリックカール氏の絵本です。

月と遊びたいモニカという女の子のために、お父さんが月をとってくるお話。

はしごのページが長く開いたり、月のページが大きく広がったりと、楽しい仕掛けがたくさんあります。

女の子のいる家庭にオススメの一冊です。

 

みつけたよ、ぼくだけのほし
みつけたよ、ぼくだけのほし (にいるぶっくす)

みつけたよ、ぼくだけのほし (にいるぶっくす)

 

星と遊びたい男の子が、星をさがしに行くお話です。

話の構造は『パパ、お月とって!』と少し似ていますが、こちらは男の子が試行錯誤して星をとろうと頑張ります。

タイトルの通り、心温まるラストになっています。

男の子のいる家庭にオススメの一冊です。

 

わたし、お月さま
わたし、お月さま

わたし、お月さま

 

むかし自分を訪ねて来て一緒にドーナツを食べた宇宙飛行士さんを探すお月さまのお話です。

上2冊の絵本と比べると文字が多く、少し大きい子向けかもしれません。

刀根里衣さんの深みのある美しい絵が心に残る絵本です。

 

リアル系

ほしにむすばれて
ほしにむすばれて (えほんのもり)

ほしにむすばれて (えほんのもり)

 

詩で有名な谷川俊太郎さんの絵本。

星空が大好きだったおじいちゃんのことを「僕」が語ります。

おじいちゃんからお母さん、そして「僕」へと受け継がれる夜空への想いと、忠実に描かれた星空や天体が素晴らしいです。

時間的な広がりと距離的な広がりを感じる、とても「宇宙」な絵本だと思います。

 

うちゅうはきみのすぐそばに
うちゅうはきみのすぐそばに (福音館の科学シリーズ)

うちゅうはきみのすぐそばに (福音館の科学シリーズ)

 

地面からスタートして、町並み、空とどんどん上昇し、宇宙にたどり着きます。

表紙は実際の観測などに使われるバルーンですね。

とてもリアリティのある描写で、宇宙は意外にすぐそばにあるということを感じさせてくれます。

 

2018年5月の天文現象メモ

月と土星が接近

 5月5日 未明~明け方

 南東から南の空に月と土星が接近して見える。

 

みずがめ座η(エータ)流星群が極大

 5月6・7日 未明~明け方

 月明かりの影響があり、1時間に5個程度の予想。

 

月と火星が接近

 5月7日 未明~明け方

 南東から南の空に月と火星が接近して見える。

 

木星が衝

 5月9日 一晩中

 南東の空に見える木星が観察の好機

 

新月

 5月15日

 

月と木星が接近

 5月27・28日 夕方~明け方

 満月前の月と木星が並ぶ。

 

満月

 5月29日

 

月と土星が接近

 5月31日 深夜~明け方

 南東から南の空に満月後の月と土星が並ぶ

 

RPGは最高の教材だと思う

小さい頃、ゲームで遊ぶことを禁止されていました。

勉強の邪魔になるといった理由だけでなく、母が潔癖で、モンスターや魔法などの創作物が出てくるものはゲームでも小説でもNGだったのです。

とはいえ、おとなしく我慢する子どもではなかったので、お年玉でこっそりゲームを買って遊んでいました。

 

特によく遊んだのは、ファイナルファンタジーⅦとスターオーシャンセカンドストーリーです。

簡単に内容を紹介します。

 

ファイナルファンタジー
星の生命エネルギーを使って繁栄する巨大企業、神羅カンパニー。
その手法は星の寿命を奪い、エネルギーが供給されない街はスラム化してしまうため、神羅カンパニーとそれに対抗するアバランチという組織が抗争を続けていた。
主人公は元・神羅カンパニーの直属部隊で働いていたクラウド
過去の記憶のほとんどを失ったクラウドアバランチに傭兵として雇われるところから始まり、星を救う物語。
ファイナルファンタジーVII

ファイナルファンタジーVII

 

 

スターオーシャンセカンドストーリー
銀河連邦軍に所属するクロードは、父と調査に来ていた惑星で未知の機械に触れ、別の見知らぬ惑星に飛ばされてしまう。
そこで魔物に襲われている少女レナを光を発する銃で助けたことで「光の勇者」と呼ばれ、地球に帰る手がかりを求め、レナとともに旅立つ。
スターオーシャン セカンドストーリー

スターオーシャン セカンドストーリー

 

 

様々なゲームを攻略本を片手に遊びつくしました。

ゲームをやった分、勉強時間などは減ってしまったのですが、大人になったいま振り返ってみると、良い影響がたくさんあったと思います。

ゲームをやっていなかったら今の自分にはなっていないはず。

 

特にRPGロールプレイングゲーム)から受けた影響は大きいものでした。

ストーリーを理解する力が養われたと思いますし、ゲームをきっかけに友達と話すことができました。

でもRPGの神髄は他の世界他人成長を体験する」ことだったと思います。

 
1.他の世界を体験する

RPGは現実とは異なる世界が舞台となっています。

モンスターがいたり、魔法が使えたり、現実にはない職業があったり。

その世界独自の歴史や社会があり、そこに暮らしている人がいて、現実とはまるで違う生活をする様子が描かれています。

 

ゲームとはいえ、自分の生きている世界とは違う、他の世界がそこにあるという感覚は、現実の世界だけが全てではない、という視点が広がるきっかけになったように思います。

それは逃げ場所の少ない子ども時代には貴重な財産で、辛いことがあったときにゲームの世界が心の避難場所になったりしました。

 

小説や映画でも他の世界を見ることはできますが、自分がその世界のキャラクターになって動くことができるというのはゲームならではの魅力で、経験値が倍以上になると思います。

 

2.他人を体験する

RPGでは主人公のキャラクターを操作して、世界を歩き回ります。

主人公はほとんどの場合、現実の自分とは全く違う属性を持った、赤の他人です。

けれど、主人公となるキャラクターを中心にストーリーは進んでいくため、必然的に主人公という赤の他人の立場や感情を考えることになります。

時には強く感情移入して、自分のことのように喜んだり、仲間の死に涙したりすることも。

 

学校では思いやり(=他人の気持ちになって考えること)の大切さを教えられますが、現実ではどう頑張っても他人になることはできません。

RPGでの他人の経験は、現実の人間関係にもフィードバックされたのではないかと思っています。

 

3.成長を体験する

RPGは主人公の成長物語です。

レベル1(弱い状態)から始まって、敵を倒して経験値を貯めたり、与えられた課題をクリアすることによって、できることや仲間を増やしながら、身体的にも精神的にも少しずつ強くなっていきます。

現実はゲームのように単純ではないし、必ず成功できるとは限りませんが、流れはすごく似ていて、だからこそ擬似的な成功が大事だと思うのです。

できないことに立ち向かうために、自分を鍛えたり、人の助けを借りたりといった方法のヒントになるだけではなく、今はできなくてもきっとクリアできるという自信が、現実の自分の背中を押してくれるように思います。

 

また、特に大作のRPGはピンチと葛藤の連続で、クライマックスには世界を救うか愛する人を選ぶかというような、途方もない難題を投げかけてきたりします。

その頃には単なるゲームだからと言えないくらい自分事のように真剣に、悩んで、行動し、結果を見届けることになります。

ゲームの経験が現実の心の成長にリンクする。

絶対的な安全圏でこの経験ができるのはすごいことだと思います。

 

まとめ

上のようにいろいろ考えて、私の中でRPGは最高の教材だという結論になりました。

でも単純に、RPGは面白くて、私の人生を豊かにしてくれました。

夢中になった時間は無駄ではなかったし、自分の子どもがやりたいと言ったら、ぜひ心行くまで楽しんでほしいと思います。