ことり銀河

天文と子育てを楽しむブログ

保育士試験の受験記録

やったー!

保育士の資格試験に合格しました。

筆記試験で絶対に落ちたと思っていたので浮かれています。

ギリギリ合格なのであまり参考にはならないと思いますが、使った参考書や試験の感想などを書いておこうと思います。

なお、試験の内容は受験当時(平成31年前期)のものです。

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■受験の動機

以前から保育士に興味はあったものの、子どもや赤ちゃんと接した経験があまりなく、実技試験もある※ということで、受験に二の足を踏んでいました。

 ※学歴などの条件を満たせば、経験がなくても受験可。

  試験では子どもと接することはありません。

出産して本物の赤ちゃんに触れ、子育ての役に立ちそうだし、いずれ保育の仕事に携われたらいいなと思って受験を決意しました。

未就園児向けの開放日に子どもを連れて保育園へ遊びに行き、保育士の仕事も身近に感じたことも大きかったです。

 

■保育士試験の概要

保育士試験は前期・後期の年2回チャンスがあります。

筆記試験に合格後、実技試験を突破して合格です。

筆記試験は9科目。

各科目6割以上の得点が必要で、一度合格した科目は3年間有効となります。

ただし、9科目のうち、教育原理と社会的養護は一回の試験でどちらも6割以上とる必要があります。(通称:ニコイチ)

実技試験は音楽表現(弾き歌い)・造形表現(色鉛筆イラスト)・言語表現(童話のお話)のうち、好きな2つを選択します。

 

■勉強方法

私は参考書やアプリ、ネットを使った独学でした。

詳細は別記事にします。

保育士試験の受験記録<筆記編>

 

■受験履歴

1年半かけて、筆記試験を2回と実技試験を1回受けました。

申込みのタイミングを逃したため最初の試験までは9ヶ月。

0歳児の子育てをしながらですが、比較的勉強時間は取れていました。

 

【1回目】平成30年後期試験

 筆記試験(→不合格)

 9科目中8科目合格。

 教育原理が1問足りず、ニコイチの社会的養護も道連れで2科目不合格に。

 

【2回目】平成31年前期試験

 筆記試験(→合格)

 教育原理と社会的養護の2科目を受験。

 自己採点で何度確認しても教育原理が1問足りず、後期申し込まないと…と完全に諦めて2人目を出産。

 新生児のお世話に追われているところに、まさかの実技試験受験票(=筆記試験の合格通知)が届きました。

 全員正当扱いとなった1問に救われてギリギリ合格できたのです。

 コメニウスの奇跡!(←不適切とされた問題に登場した人名がコメニウス)

 ありがとう!コメニウス!!

 

 実技試験(→合格)

 私が選んだのは音楽と造形です。

 造形は朝のうちに一斉スタート、音楽と言語は人によって開始時間が異なり、私は音楽の試験開始が14時過ぎでした。

 東京の当日スケジュールを見ると、音楽+言語を選んでいる人が5~6割、造形+言語が4~5割、音楽+造形は1割程度でした。

 筆記試験の合格率は2割前後ですが、実技試験は8割以上だとか。

 音楽は30点後半、造形は30点前半で合格しました。

 

■かかった費用
1 受験料+手数料(2回分) 約27,000円
2 参考書(3冊) 約5,500円
3 一問一答問題集(2冊) 約3,000円
4 実技試験対策本(1冊) 約1,500円

→合計:約37,000円

 

法改正が頻繁にあり、古い情報での勉強はよくないと聞いて、参考書や問題集は最新のものを買いました。

筆記が残り1科目でも、あと実技だけでも、1回の受験料は同じです。

私は有るもので済ませましたが、実技試験でレッスン代や色鉛筆代が必要になる人も多いと思います。

 

■受験の感想

筆記試験

子どもを取り巻く歴史や制度、子どもの発達や栄養に関する知識、音楽や絵本に関する知識などが問われました。

抱っこの仕方やトイレの教え方のようなHow-Toは試験範囲外。

実際に保育士の仕事をすることになったら、現場で学ぶことの方が多そうです。

試験問題は5択の選択問題ですが、5つの文章の◯×の組み合わせを答えるだとか、どの選択肢でも日本語の意味が通る穴埋め問題だとか、一筋縄ではいかないものばかり。

参考書に載っていない条文がいくつも出題されて、だいぶ点を落としました。

音楽はコードや移調の問題など、けっこう専門的な内容も出ます。

学ぶことの幅広さにくじけそうになりましたが、自分が思っているより、子どもを大事にしようという法律や制度がたくさん存在すると分かって嬉しい気持ちになりました。

しっかり実践できる社会にしていけたらと思います。

 

実技試験

筆記で落ちたと思って何も対策していなかったので焦りました。

急いでテキストを購入して練習開始。

実技試験対策専門のテキストは試験会場のイメージや試験の流れなどが載っていてとても良かったです。

試験本番では緊張で手が震えたり声が裏返ったりと、練習不足が随所に出て、合格通知を受け取るまでがとても長く感じました。

詳細は別記事にします。

保育士試験の受験記録<実技編>

 

実技試験から結果通知のはがきが届くまで約1ヶ月。

念のため後期の受験の手引きも取り寄せ、毎日ツイッターで「保育士試験」と検索してそわそわしていました。

はがきの裏面が「次回以降の受験申請について」という赤色なら不合格、「保育士として業務に就く場合~」というオレンジ色なら合格とのこと。

届いたはがきは「保育士として業務に就く場合~」のオレンジ色。

よかった-!と胸をなでおろしました。

 

保育士証を手に入れたら、晴れて潜在保育士の仲間入りです。

ギリギリでも合格は合格。

まだスタートラインに立てただけですが、気を引き締めて、これからも学び続けていけたらいいなと思います。