ことり銀河

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保育士試験の受験記録<筆記編>

元の記事はこちら。

保育士試験の受験記録 

 

この記事では私が保育士試験を受験した際の筆記試験対策について紹介します。

実技試験については、こちらにまとめました。

保育士試験の受験記録<実技編>

 

なお、元記事でもふれたように、ギリギリで合格した科目もあります。

私の例というだけで、このやり方を強くお勧めするものではありません。

子どもとの接し方だってこれが正解!というものはなくて、目の前の子に合わせますよね。

通信教育でもネットだけの独学でも、自分に合ったやり方なら何でもよいと思いますので、参考程度にどうぞ。

私は通信だと教材が届いた時点で満足してしまうタイプなので独学にしました。

記事内の書籍のリンクは、現時点で最新の2019年版へ貼っています。

 

 ■参考書

独学で勉強を始めるにあたり、書店に参考書を買いに行きました。

何も知らないところからのスタートだったので、試験範囲全体を学べて分かりやすいテキストがターゲット。

選んだのは上下巻に分かれた成美堂出版のテキストです。

いくつか見た中で構成や文章が好みに近かったためこちらにしました。

いちばんわかりやすい保育士合格テキスト[上巻] ’19年版

いちばんわかりやすい保育士合格テキスト[上巻] ’19年版

 
いちばんわかりやすい保育士合格テキスト[下巻] ’19年版

いちばんわかりやすい保育士合格テキスト[下巻] ’19年版

 

最初の受験まで9カ月はこのテキストをメインに勉強しました。

①さらっと全体を流し読み

②科目ごとにじっくり読み、キーワードをノートに書きながら覚える

③赤シートを使って読み直し

といった具合に勉強しました。

手を付けるのは試験順やテキストの順ではなく、子どもの保健や食と栄養など、興味がある(=子育てに直結する)科目から。

分厚くてなかなか進みませんでしたが、知識のベースを作ることができました。

児童憲章や保育所保育指針はいろんな科目に登場するんだなぁとか、音楽ってコードまで出題されるのか…とかたくさんの気づきもありました。

ただ、テキストだけで合格するのは難しいと思います。

試験ではテキストに載っていない条文の穴埋めや、調査データを基にした◯×問題が出題されて、教育原理や××福祉系はだいぶ苦戦しました。

教育基本法など、重要な法令はネットで全文を確認するとよいと思います。

 

ニコイチ(教育原理・社会的養護)を落として、2回目に受験する前に買ったのがこちら。

まんがでわかる 保育士らくらく要点マスター 2019年

まんがでわかる 保育士らくらく要点マスター 2019年

  • 作者: キャリア・ステーション
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

一冊にポイントがギュッと詰まっているテキストです。

まんがも入っていますが、その親しみやすさよりも、コンパクトに情報が整理された感じがいいなと思って購入しました。

初受験だともう少し説明が欲しいと感じたかもしれませんが、2回目の受験にはちょうどいい内容でした。

 

保育所保育指針

厚生労働省が告示している「保育所保育指針」。

保育士試験ではこれが超重要で、丸暗記する勢いで覚える必要がありますが、非常に長いです。

2018年4月に施行されたものは「新保育所保育指針」と呼ばれており、乳児保育と1歳以上3歳未満児の記載が追加されて以前のものよりさらに長くなりました。

私はこれをタイピングして覚える方法があると知り、やってみたのですが、とても疲れました…

その割に内容が頭に入らなかったようにも思います。

何度も声に出して読むとか、重要箇所を赤シートで隠して覚えるとか、今なら過去の自分に別のやり方を勧めます。

 

 ■過去問アプリ

テキストの内容を一度頭に入れたところで、過去問のアプリをDLしました。

出題形式や難易度を把握するために過去問は必須だと思います。

保育士は出題の仕方に癖がある気がします。

無料のアプリがあったので各教科2週くらいずつ解きました。

『保育士暗記カード+過去問 解説付』は、最新の年度こそ入っていないものの、6年分の過去問が(大体)解説付きで収録されていて、厄介な穴埋めや◯×の組み合わせ回答にも慣れることができました。

暗記カード機能も付いているのですが、私は試験後にそれに気付いたのでもったいなかったです。

保育士暗記カード+過去問 解説付
保育士暗記カード+過去問 解説付
開発元:Toshichika Yamashita
無料
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■ 一問一答集

過去問をやってみて、テキストを覚えるだけではなく、一問一答を数多くこなして、知識を増やす&確実に覚える必要があると感じました。

そこで買ってきたのが一問一答集です。

書店に2種類おいてあり、さんざん見比べて見たものの、どちらかに決められなかったので2冊買いました。

 

保育士一問一答問題集 ’19年版

保育士一問一答問題集 ’19年版

 

一冊目がテキストと同じ成美堂出版のもの。

保育所保育指針の穴埋め問題が多く収録されていました。

 

2019年版 ユーキャンの保育士 これだけ! 一問一答&要点まとめ【赤シートつき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

2019年版 ユーキャンの保育士 これだけ! 一問一答&要点まとめ【赤シートつき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

 

二冊目はユーキャン。

要点まとめが分かりやすく、事例問題が載っていました。

 

問題やポイントのまとめ方も異なるので、どちらも役に立ちました。

試験直前や休み時間に見直すのにちょうどよかったです。

 

■個人ブログ

暗記物の語呂合わせや詳しく知りたい項目はインターネットの力を借りました。

個人で無償でここまで教えてくれるのか…と驚くクオリティの高さ。

もしかするとテキストより情報量が多いかもしれません。

いろいろなブログを参照したので特定のURLは載せませんが、検索するとたくさん出てくるので、気になるブログを覗くといいと思います。

合格体験記も励みになりました。

 

以上が私の筆記試験対策です。

最後に保育士とは関係ないのですが、最近読んでよかった勉強に関する本を紹介します。

勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法

勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法

 

東大王で有名な伊沢拓司さんが書かれた本です。

本書は受験をターゲットに書かれていますが、資格試験にも応用が利きます。

誰にでも効果のある勉強法は存在しないとか、基礎の完成が大事だというけれど基礎ってなんだとか、漠然としている「勉強」という行為を分かりやすくひも解いていて、腑に落ちることがたくさんありました。

伊沢さんが喋っているような楽しい文章ですし、ところどころ伊沢さんの写真も挟まれます(笑)

試験の前に読んでいたら勉強法も違っていたかも。

気になった方はぜひ勉強を始める前に手に取ってみてください。