夏に衝動買いした小説をやっと読むことが出来ました。
表紙とあらすじと著者に惹かれて買ったのがこちら。
『青い海の宇宙港 春夏篇』と『青い海の宇宙港 秋冬篇』です。
上巻と下巻のような続き物になっています。
主人公は多根島というロケット発射台がある島へ、1年間の宇宙遊学をする小学6年生の男の子。
生き物が好きで、宇宙にはそんなに興味がない。
そんな普通の男の子が、地元の女の子と、同じく宇宙遊学で北海道やフランスから来た子どもたちとロケット作りに挑戦する話です。
著者は『夏のロケット』を書かれた川端裕人さんで、技術的な部分もとても細かく描写されています。
子どもたちがただロケットを飛ばすだけではなく、壮大な目標をもって、泥臭くも情熱的に島中を巻き込んでいく様子に、後半は一気読みしました。
現実が小説を超えていく時代に、夢を持って描かれた本作。
読書の秋におすすめです。
10/25 ブログ名を変更しました。