真っ赤な顔で泣いてばかりだった0ヶ月。
ふとした瞬間に口角があがるようになった1ヶ月。
そして2ヶ月を迎えたあたりから、ちゃんと目の前のものを見て笑うようになった息子。
まだ早いかもと思いつつ絵本を読んでいるのですが、明らかに笑顔になる絵本があります。
とても有名な『はらぺこあおむし』です。
- 作者: エリック=カール,もりひさし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2010/08/23
- メディア: ハードカバー
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葉っぱのうえで生まれた小さいあおむしが、いろいろな果物やお菓子を食べて、最後には蝶になるストーリー。
自分が子どものころにも読んでいました。
『はらぺこあおむし』の魅力はたくさんあります。
1.鮮やかな色彩
以前、エリック・カール展を見に行ったのですが、エリック・カール氏は、色を塗った紙を切り貼りして絵本を描いていて、境目のくっきりした色鮮やかな絵になっています。
特にはらぺこあおむしは、白をバックに赤・緑・黄・橙・青と大変きれいな色使いです。
色の違いがはっきりしているので、視力が弱い赤ちゃんでも分かるのかなと思います。
2.月と太陽の表情
序盤に大きな月と太陽が描かれているのですが、にっこり笑ったような顔になっています。
絵本を読んでいるとき以外では、笑いかけると息子もつられたように笑うので、月と太陽の顔を見て笑っているのかもしれません。
ただ、その後のページでも笑うため、これだけが理由ではなさそうですが。
3.テンポの良い日本語訳
「まだ、おなかはぺっこぺこ」
「やっぱり、おなかはぺっこぺこ」
といった具合に、読む側も楽しいフレーズがたくさん登場します。
まだ息子は絵ではなく、私の口元を見ている率が高いので、声と口の動きを楽しんでいるところもありそうです。
4.穴あきの仕掛け
絵本のページには、あおむしが食べたかのような穴が空いています。
ページも短く切れていたりして、遊び心満載です。
息子はまだ分かっていないと思いますが、ちょっと大きくなったら、穴に指を入れて遊ぶのではないでしょうか。
5.曜日と数の登場
月曜日はリンゴを1つ、火曜日はナシを2つ…といった具合に、曜日と数が順々に登場します。
ストリー上、土曜日、日曜日の特別感もあって、すごいなと思います。
理解できるようになる日が今から楽しみです。
私が持っているのはオリジナル版ですが、大きいサイズ、小さいサイズ、CD付き、ポップアップなど、いろいろな形態で出版されているので、これから買う方はお気に入りを見つけてください。