ことり銀河

天文と子育てを楽しむブログ

生後2ヶ月で笑った絵本『はらぺこあおむし』

真っ赤な顔で泣いてばかりだった0ヶ月。

ふとした瞬間に口角があがるようになった1ヶ月。

そして2ヶ月を迎えたあたりから、ちゃんと目の前のものを見て笑うようになった息子。

 

まだ早いかもと思いつつ絵本を読んでいるのですが、明らかに笑顔になる絵本があります。

とても有名な『はらぺこあおむし』です。

はらぺこあおむし エリック=カール作

はらぺこあおむし エリック=カール作

 

 

葉っぱのうえで生まれた小さいあおむしが、いろいろな果物やお菓子を食べて、最後には蝶になるストーリー。

自分が子どものころにも読んでいました。

はらぺこあおむし』の魅力はたくさんあります。

 

1.鮮やかな色彩

以前、エリック・カール展を見に行ったのですが、エリック・カール氏は、色を塗った紙を切り貼りして絵本を描いていて、境目のくっきりした色鮮やかな絵になっています。

特にはらぺこあおむしは、白をバックに赤・緑・黄・橙・青と大変きれいな色使いです。

色の違いがはっきりしているので、視力が弱い赤ちゃんでも分かるのかなと思います。

 
2.月と太陽の表情

序盤に大きな月と太陽が描かれているのですが、にっこり笑ったような顔になっています。

絵本を読んでいるとき以外では、笑いかけると息子もつられたように笑うので、月と太陽の顔を見て笑っているのかもしれません。

ただ、その後のページでも笑うため、これだけが理由ではなさそうですが。

 

3.テンポの良い日本語訳

「まだ、おなかはぺっこぺこ」

「やっぱり、おなかはぺっこぺこ」

といった具合に、読む側も楽しいフレーズがたくさん登場します。

まだ息子は絵ではなく、私の口元を見ている率が高いので、声と口の動きを楽しんでいるところもありそうです。

 

4.穴あきの仕掛け

絵本のページには、あおむしが食べたかのような穴が空いています。

ページも短く切れていたりして、遊び心満載です。

息子はまだ分かっていないと思いますが、ちょっと大きくなったら、穴に指を入れて遊ぶのではないでしょうか。

 

5.曜日と数の登場

月曜日はリンゴを1つ、火曜日はナシを2つ…といった具合に、曜日と数が順々に登場します。

ストリー上、土曜日、日曜日の特別感もあって、すごいなと思います。

理解できるようになる日が今から楽しみです。

 

私が持っているのはオリジナル版ですが、大きいサイズ、小さいサイズ、CD付き、ポップアップなど、いろいろな形態で出版されているので、これから買う方はお気に入りを見つけてください。

ポップアップ はらぺこあおむし

ポップアップ はらぺこあおむし